このwebでは...

このwebは、IoTデバイスを開発する経過をメモするために設けました。

最初のアイディアは2012年の春頃のことです。データロガーのデータをユーザに向けて一定時間ごとに報告するようなシステムを作る必要に駆られて設計することになり、まずはメールベースでデータを送信するようなハードウエアを、ArduinoとMac(!)でプロトタイピングしました。
このシステムは一応うまく動いて、半年の間、データを1時間ごとにクラウド(といっても事務所の中のlinuxサーバ)に向け「メール」し、その中でデータをまとめ、6時間毎にgnuplotで作成したPDFファイルのグラフをユーザ送ることが出来ました。

その後、2013年にRaspberryPIにエッジデバイス機能を実装して試していましたが、なんかちょっと腑に落ちない感じでした。
というのも、メールプロトコルというのがどうも気になっていたのです。ある程度セキュアでいいのですが、双方向にしようと思うと結構エッジ側の負担が重くなる。RaspberryPIぐらいの高機能デバイスならいいですが、mbedぐらいの軽いデバイスに載せ替えようとおもうと、ちょっと大変。将来的にバッテリ駆動+3G回線みたいな環境に適応させることを考えると、軽いデバイスで実装できるシステムを作っておいたほうがいい、そんな気持ちでした。
そんなところに、MQTTというプロトコルがあるということをつい最近(2014年夏頃)知って、それに飛びついたわけです。試したところ、RaspberryPIなら十分軽くてブローカ(MQTTのサーバのこと)にもできそうだし、最初のアイディアのシステムはMQTTに移行してRaspberryPI上で同様の機能が2つぐらいのスクリプトファイルだけで動作しています。さらにmbedにもプロトコルの実装例があるので、素人でも行けそうかなあと思いました。

このへんはこれからの作業になりますが、まずは、このデバイスのプロトタイピングでやった内容をブログにまとめておきたいと思います。
また、同様にこれからやることもまとめていきたいと思います。
将来自分が見て「ああ、こんなことやってたのね」と思えると同時に、同じようなことをやろうとしている人の助けになればと思います。