あまり流行りものに飛びつかないんですが、先週何気なくwebを眺めてたら、”Raspberry Pi 2 発売!”という記事があって、「どうせ買うことになるし、在庫あれば買ってみようかな」とおもいまして。
で、RS componentsに行ってみると「在庫あります」ということでしたので、何も考えず購入。ハッピーなことに金曜日到着しました。
今あるRaspiのSDカード(OS)で動くかな、とおもって試してみたらやっぱりダメで最新版OSをダウンロード。結局このダウンロードが3時間かかってしまい、動かしたのは土曜日の朝になりました。
やっぱり起動はキビキビしていますね。デバグの時の再起動などがやりやすくなります。それとスタートアップ画面左上の「ラズベリーアイコン」が4つになってます。4コアという事でしょうね。
で、気になる速度ですが、RSA鍵を作るopensslコマンドで試して見ました。
結果からいうと、このプロセス自体がシングルコアで動作するので、クロックアップ分の速度アップとなりました。
具体的には、50回 2048bitRSA鍵を作る下記のようなスクリプトを作りこれを更にシェルで10回やって、それぞれの実行時間を測るというものです。
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鍵の乱数の種は同じ物を使用。もともとgenrsaの実行時間は乱数生成に左右されるので、あまり正確ではないかもしれませんが、平均値と分散の変化を見ればいいかなと。
結果
Raspberry Pi 1:
310.34,
299.83,
285.74,
261.49,
342.31,
353.19,
340.26,
318.30,
367.67,
322.97
平均:320.21, 標準偏差:32.3
Raspberry Pi 2:
204.71,
208.46,
214.48,
197.13,
229.73,
222.12,
207.66,
226.37,
194.71,
244.09
平均:214.95, 標準偏差:15.55
平均が0.67倍、標準偏差が0.48倍でした。
クロックの増加分で0.78倍になるはずなので、それよりちょっと速いですね。
top
でCPUの状態を見てみると。
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となっていて、3コアは遊んでいる状態です。ヘビーなプロセスが動いていてもそれに引っ張られること無く、他のプロセスが動かせるようになります。動画の配信などには最適かもしれませんね。
メモリが増えているのでRAM-DISKのサイズ拡大に期待していましたが、案の定大きくなっています。
df
で確認してみます。
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150MBもあります。
有効に使いたいです。